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大島に取材に行ってきました【前編】

2022年11月22日 /お知らせ
こんにちは。Webデザイナーの田中です。
秋も深まり、寒さを感じるようになってきましたね。

少し前にはなりますが、仕事で福岡県大島に取材に行ってきました。
今回は世界遺産を有する島、大島についてご紹介します。



まずは東郷駅に到着。ここからバスで神湊波止場に向かいます。
私はあまりこの辺りの土地勘がないため、神湊波止場に向かう途中で宗像大社がありちょっと驚きました。
世界遺産はすでに始まっていたのですね…

東郷駅のデザインも宗像大社を意識して設計されていたのだとその時気付きました。



神湊波止場に到着です。立派な外観。



本日行く予定の大島交流館のポスターを発見。



ターミナルの中はこんな感じ。
平日とはいえ、世界遺産の一部がある島なのに、あまりに人が少なすぎて驚きました。



小型のフェリーに乗り込み、いよいよ大島に出発です。

この日は風が強くて波が高く、船が揺れる揺れる。
どこかの遊園地のアトラクションばりに水しぶきがかかります。

大島までは30分かからないくらいですが、しっかり船酔いしました。。



大島の港に近づいていくと、中津宮と思しき鳥居が見えます。
海の方を向いて鳥居が立っているのが分かります。



港に到着したら、大島観光案内所に行きレンタサイクルを借ります。(一日800円)
本日はこちらで大島を巡ります。



まずは早速中津宮へ!
…と思ったのですが、中津宮の横にあるこちらのお宮が気になったので、
中津宮へ行く前に寄ってみます。

鳥居には蛭子神社とあります。
長い石の階段を上った先には、古い小さなお宮がありました。



実際に階段を上ってみると分かるのですが、このお宮は海を向いて建てられています。
昔から漁業を生業とする方が多い大島で、海を見守ってきたのだろうなと想像できます。

眺めはこんな感じ。遠くまで良く見えます。



階段は幅が狭くとても危険なので、降りる時は良く注意して降りてくださいね。

続いてお隣の世界遺産(の一部)である中津宮へ向かいます。



中津宮の入り口の前にある石柱には、「皇族下乗」と読めます。
皇室の方もここで乗り物から降りて参拝するようです。



こちらは中津宮の第一鳥居。
向かって右の柱には「明治三十七八年」と読めます。

この鳥居は日露戦争に関する大島村の出征軍人会が奉納したものだとか。



第一鳥居にひっそりと隠れるように、銅製の砲弾の形をしたオブジェが置かれています。
ここには日露戦争に出征した方々のお名前が刻まれているそうです。



中津宮の鳥居も、先程の蛭子神社同様しっかりと海の方を向いて建っています。

ここ大島では、新しい船を作った時に中津宮の前の海で左回りに船を3回まわすしきたりがあるそうです。
神様にお披露目して、護っていただくということでしょうか。



参道を少し歩くと、左手に天の川の看板と織女神社が現れます。



こちらが織女神社です。
上の方に小さな祠があります。

鎖があるので体力に自信のある方は上ってみてもいいかもしれません。
私は今回は遠慮しておきました。



こちらが天の川。
天の川が地上にあったとは…

織女社、天の川、とくれば向かい合って牽牛社があるはず!
と思って探しておりますと、ありました、牽牛社!



よく見ると、先程行った蛭子神社ではないですか!
牽牛神社とは知らずにお参りしてました。

牽牛神社って蛭子神社だったんですね…



ちなみに、ここの境内に敷かれている丸い石はアズキ石と呼ばれ、大島の津和瀬海岸で見られる安山岩です。



こちらが中津宮のご本殿。



そして驚きだったのがこのお宮の砂利の美しさ。
写真では分かりにくいかもしれませんが、熊手で一面をそれはそれは綺麗に整えられており、
本当に美しかったです。
人(観光客)がほぼいないこともあり、ほとんど誰の足跡もついていません。

ご神職がお宮をとても大切にされていることがそれだけで十分に伝わってきました。
踏んでしまうのが申し訳ないので、なるべく踏まないように気を付けて進みます。



ご本殿の屋根の上には丸と四角の鰹木が乗っています。
これは県内には例がなく、京都の吉田神社の末社にも同じものがみられるそうです。



こちらは三笠宮殿下がお手植えしたカラタネオガタマ。



これは何なのでしょう…



参道の敷石には折尾石と呼ばれる砂岩が使われいて、巻貝の化石を見ることができます。



「守札授与所」とあるこちらでは、お守りや御朱印をいただくことができます。
沖ノ島や大島のご神水が入ったお守りもこちらで購入できます。



ちなみにこちらが中津宮と沖津宮の御朱印。
沖津宮の御朱印もこちらでいただけます。
ここ大島にある中津宮は「奉拝」で、沖ノ島にある沖津宮は「遙拝」となっています。



社務所の横には、「天真名井(あまのまない)」と書かれた看板があるので、奥に進みます。



天真名井まではすぐですが、緑に囲まれていて神秘的な空間でとても居心地がいいです。



こちらが天真名井。
汲んで置いておいても腐敗しないと言われ、御神水として島民に大切にされてきました。
また、この水で墨を擦って字を書くと上手くなると言われているそうです。

すぐ下には天の川が流れています。

本当はこの後登山道から御嶽神社に行こうと考えていましたが、
ご神職の方がとても優しい方で、自転車があるならそちらの方がいいとアドバイスしてくださったので、
今回は登山は諦めて自転車で登りました。

では続きは後編で。
田中(WEBデザイナー)
Skill:コーディング、Photoshop、Illustrator
LIke:映画、ヨガ、絵を描くこと